ボクシングにてスパーリングなどでは安全のためにヘッドギアを装着します。
アマチュアボクシングでは公式試合においてもヘッドギアを着用していました。
しかし2016年のオリンピックからアマチュアボクシングも公式試合でヘッドギアを着用しないことになったのです。
とある専門家の面白い意見が「ヘッドギアを着用しないほうが脳震盪になりにくい」というもの。
え?脳を守る為にもヘッドギアをするんじゃないの?と思いますよね。
その理由のひとつが「ヘッドギアを着用してもあごへの衝撃には弱い」という部分。
確かにヘッドギアはおでこや側頭部はガードできますがあご部分のガードは不十分ですね。
あごと脳震盪関係あるの?頭付近へのパンチの方が脳震盪になりやすいんじゃないの?という疑問に対してはそんなことはなくて、あごにパンチをもらうと頭部・脳が素早く揺さぶれてしまい脳震盪になりやすいそうです。
そしてヘッドギアにより視界が狭くなっているためあご付近への攻撃を避けれずもらいやすいという要因もあります。
また、ヘッドギアをしているという安心感から「多少パンチをもらっても大丈夫」とリスクをおかして攻めるような場面も増えるかもしれません。
これらの理由からヘッドギアは着用しないほうが脳震盪を減らせるのではということだそうです。
しかし脳へのダメージ=脳震盪というわけではありません。脳震盪にならなくても脳へのダメージは蓄積されていきます。
そのためヘッドギアがないほうが『安全』とは言い切れないのかもしれません。
ちなみにぼく自身は直接触ったことはないのですが、アマチュアボクシングのグローブはプロのグローブと比べて構造が違い、パンチ力が抑えられるようなつくりになっているそうです。また12オンスと重く大きいグローブなのでダメージも軽減できるというところもあります。
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