カンガルーといえばボクシング、ボクシングといえばカンガルーですよね!
カンガルーがボクシンググローブをつけているイラストに見覚えのある人も多いのではないでしょうか。
しかしなぜカンガルーにボクシングのイメージが定着したのでしょう?
みなさんはカンガルーが戦っているところを見たことがありますか?
カンガルー同士戦っているところを見ると、それがあたかもボクシングをしているように見える、そんなところからカンガルーにボクシングというイメージがされるようになりました。
ちなみに実際にカンガルーが戦った映像を観ると殴り合うというよりは相手の両肩を持ってボディに前蹴りを喰らわせるというのが基本戦法な模様。
割とキックを多用するのでボクシングルールでは反則ですね。
とまあそれは置いといて、そこからカンガルーがボクシングをしているイラストなどが誕生し、どんどん広まっていきました。
「カンガルーってどれぐらい強いんだろうなあ?」なんて思った方もいらっしゃると思います。
1980年ごろ、人間対カンガルーのボクシング対決といった見世物が流行った時期がありました。
映像を観るとやはり人間相手でもカンガルーは相手を掴んでの前蹴りを多用。喰らった人間は吹っ飛んでいました。
不思議だなあというか、すごいなあと思ったのはクリンチのような形になってレフェリーが止めに入ると、カンガルーもちゃんと攻撃をやめるんですよね。
レフェリーに攻撃を加えることもなく、再開後もちゃんと対戦相手と戦っていました。
人間とカンガルー、どっちのほうが戦績が良かったのか?まではわかりませんが、動物愛護団体からの非難なども受け数年でなくなりました。まあ当然と言えば当然ですね。
ちなみに専門家によると「カンガルーのキックを人間がまともに喰らうと腹が裂かれる可能性もある。また、相手の目を爪で引っ搔こうとすることもある」
とのことなので、くれぐれも皆さん野生のカンガルーを見たとしてもボクシングを挑んだりしないように気をつけましょう。
ボクシングカンガルーはオーストラリアのスポーツの象徴
カンガルーと人間が戦ったのとはまた別の話ですが、ボクシングカンガルーはオーストラリアのスポーツの象徴でもあります。
1983年にアメリカスカップというヨットレースが開催されていました。
このヨットレースは1851年に初めて開催されてアメリカが優勝。
するとアメリカはそこからなんと132年もの間、優勝を死守してきました。
しかし1983年、初めてアメリカはこのレースに敗れます。
アメリカを破ったのはオーストラリアのヨットでした。
このオーストラリアのヨットの旗がボクシンググローブをはめたカンガルーだったことから、ボクシングカンガルーは後にオーストラリアのスポーツの象徴として広く使われることになったのです。
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