左効きの対策について

ボクシングのサウスポー対策

ボクシングのサウスポー対策について解説していきます。

 

皆さん初めてスパーリングをする際はもちろんさまざまな驚きがあったと思いますが、初めてサウスポー相手にスパーリングした際も驚きがあったのではないでしょうか?

私もオーソドックススタイルなのですが、いやあ初めてサウスポーの方とスパーリングしたときは軽くパニックでしたね(笑)

ここまでいつもと違うものかと(笑)

まず左ジャブを軸にリズムをつくっていきたいのに、相手は右手が前にあるのですべて防がれパンチが身体まで届かない…。

どう攻めていったらいいんだ…?と攻めあぐんでいたら、オーソドックスとは違う角度から飛んでくる左ストレート!避けれない!もろにくらった!パンチ力えげつなっ!

さらにそこから左ストレートを意識していたら今度は右フックが!視界の外からで見えない!気付いたらパンチをもらっていた!

そんな感じでなにもさせてもらえずスパーリング終了…そんな苦い経験をしました。

共感していただける方も多いのではないかと思います。

 

その後いろいろ研究したりアドバイスをもらったりして、サウスポー相手にも戦えるようにはなってきました。

身につけたサウスポー対策を皆さまにも伝授したいと思います。

ボクシングの3つのサウスポー対策

前回の記事でボクシングにおいてサウスポーはオーソドックスより有利だよーという話をしましたが、だからといってオーソドックスじゃ勝てないというわけではありません。

オーソドックス同士の試合とは違う、サウスポー相手のときならではの戦い方と対策について考察していきます。

 

◎常に左へステップ

ボクシングの基本でもあるステップワークですが、サウスポー相手の場合は特に左へのステップを意識します。

サウスポーは右手を前にして構えるという性質上、その右手より外に回ることで相手は強い左ストレートを打てなくなります。

ただ、もちろん相手もそれを分かっているのでそうさせまいと動いてきます。

相手よりステップの速さで上回れるように練習しましょう。

相手の右足より外側に自分の左足がある状態、それがサウスポーの選手が左ストレートを打てないポジションです。

そのポジションから右ストレート→左フックと繋げると有効です。

基本的にはこのように相手の外側に回り込むことを意識しますが、たまに意表をついて反対に動いたりするのも効果的ですよ。

 

◎ジャブより右のパンチを多用する

オーソドックス同士の場合はジャブを軸に組み立てていきますが、サウスポー相手だと構え方の構造上、いきなり右のパンチを放っても意外と当たります。

特に有効なのがボディへのストレートです。

単発でもいいですが、ボディストレートから顔面へのストレートや、ストレートのトリプルといったオーソドックス同士ではまず使わないようなコンビネーションも有効だったりします。

サウスポー相手だと角度的に右のボディストレートは相手のみぞおちにもろに入ります。

ただ、これはサウスポーの相手から見ても同じことが言えるので、左ストレートを狙ってくることも多いです。

 

◎とにかくサウスポーの選手と戦うことに慣れる

ボクシングにおいてサウスポー対策はいろいろありますが、頭に入っているだけでは使えないのでとにかく実戦で試す必要があります。

同じボクシングジムのサウスポーのボクサーととにかく実戦練習を繰り返していきましょう。

ただ、やはりオーソドックスの選手と比べてサウスポーの選手は少ないです。

通っているボクシングジムに同階級で実力も近いサウスポーの選手がいれば一番いいのですが、いないことも少なくありません。

そうなるとどうしてもサウスポー相手の経験が不足し、苦手意識が芽生えてしまいますね。

 

 

もちろんこれらを試していきなりうまくいくとは限りませんが、サウスポーに苦手意識のある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

練習を繰り返して身についていけばどんどんサウスポー相手の苦手意識もなくなっていきますよ。