最強はぽっちゃりデブ!?

ボクシングで最強はぽっちゃり

ボクシングで最強なのはぽっちゃりだ!

こう言うと様々な反論が返ってきそうですね。

 

「マッチョが最強だ!」

「こんなにふくれあがった筋肉ではパワーはあってもスピードが殺されてしまうんだ…」

「ぽっちゃりってだけで弱そう」

 

まあ、こんな意見がほとんどでしょう。

 

そもそもぽっちゃりのボクサーなんか見たことない!という人も多いと思います。

たしかに基本的にボクシングでは体重制限があるのでどのボクサーも試合に合わせて激しい減量を行います。

日本人ボクサーは軽量級の選手がほとんどなので、なおさら引き締まった身体のボクサーしか見たことないという人が多いですよね。

階級という制限がある以上、最強のぽっちゃりボクサー必然と無差別級であるヘビー級にしか存在しないということになります。

今回は最強のぽっちゃりボクサーといえばこの人!という選手を紹介しましょう。

ボクシングで最強のぽっちゃりといえば

ボクシング好きな方なら最強のぽっちゃりと聞くとこの方を思い浮かべた方は多いのではないでしょうか。

そう、アンディ・ルイス・ジュニア選手です。

ルイス選手はメキシコ系アメリカ人のプロボクサー。

身長188cmに対して、体重は最も重い時期には128kgもあったぽっちゃりボクサーとして有名です。

 

その愛くるしい見た目とは裏腹に、『デストロイヤー(破壊者の意)』といういかつい異名をつけられています。

ルイス選手が一躍有名になったのは、2019年に行われた対アンソニー・ジョシュア戦です。

 

ジョシュア選手は身長198cmにリーチも200m超えというかなりの大型選手。

しかもそれだけでなくここまでのボクシング戦歴は22戦22勝21KOという強烈な戦績を残していました。

見た目もムッキムキでいかにも強そう~!といった雰囲気を放っています。

それに対してルイス選手は身長・リーチともに188cmとジョシュア選手よりも大きさで劣っているなど、あまり条件はよくありませんでした。

ボクシングにおいて身長・リーチの差はかなり大きいです。

体重はぽっちゃりボクサーのルイス選手が勝っていましたが。

前評判でもジョシュア選手が勝つに違いないという声がほとんどで、ルイス選手が勝つと予想している人などほとんどいない状態でした。

体重はぽっちゃりボクサーのルイス選手が10kgほど勝っていましたが。

 

試合が始まると3ラウンド目でさっそくジョシュア選手がルイス選手からダウンを奪います。

やっぱり前評判通りの展開だな~というところですね。

しかしその後すぐにルイス選手がダウンを奪い返します!

そしてその後も攻め続け、7ラウンド目でなんとルイス選手がTKO勝ち!!!

 

これにはボクシング界は大騒ぎでした。

ヘビー級を背負って立つ若きホープが、ぽっちゃりボクサーに負けてしまったのですから。

ですがルイス選手は実は相当な手練れだったのです。

ボクシングの戦歴は33戦32勝という記録を持っており、なおかつ過去にはタイトルを獲得していたこともある実力派のぽっちゃりだったのです。

 

残念ながら半年後ジョシュア選手との再戦に敗れてしまいますが、この試合では体重は1戦目より7kgも増えていました。

ボクシングで強くなるために計画的に体重を増やしたのかと思いきや、パーティーや祝勝会三昧でボクシングの練習不足による増量だったとのこと…。

つまりたくさんボクシングの練習したうえでのぽっちゃりなら最強になれるかもしれないが、ただ太っただけではダメということですね。

一般知名度ならこの選手のほうが有名?

世界チャンピオンに輝いているという意味では上記のルイス選手が最強のぽっちゃりボクサーと言えると思います。

ですが一般的にはこの選手のほうが知られているのではないでしょうか?

そう、日本でもキックボクシングや総合格闘技で活躍したバタービーンさんです。

身長180cmにたいして体重はなんと165kg。

ぽっちゃりというかこれは…となるレベルですね(笑)

 

バタービーンさんは元々ボクシングをされていたのですが、キックボクシングに転向して日本のK-1でも試合をしていました。

試合内容はまさに当時のボクシング出身のK-1ファイターといった感じで、パンチは強いけどローキックを蹴られるとなすすべなく敗れる…そんな感じでした。

 

余談ですがバタービーンはニックネームで、本名はエリック・エッシュさんといいます。

googleでバタービーンで検索するとライマメというお豆さんが出てきます。

豆を食べて減量したことが由来なんだそうです。

ぽっちゃりは最強の防御?

ボクシングのディフェンスで太る

ここでちょっとボクシングでぽっちゃり最強説における余談ですが。

「ぽっちゃりしてる人のお腹って思いっきり殴っても効かないのかなあ?」

一度はそんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか?

上記のバタービーン選手もローキックには弱かったですが、ボディへの攻撃には打たれ強かった印象があります。

よく漫画でも脂肪で相手の攻撃の威力を吸収してノーダメージだ~っていう描写がりますよね、魔人ブウとか、いやあれはそもそも回復力も凄いし…とまあそれは置いといて。

 

これにはおおきく「脂肪で威力を吸収する派」と「脂肪がついているだけで筋肉を鍛えていなければ効く派」の2つに分けられます。

この2つの派閥の争いは日に日にエスカレートし、今では全世界を巻き込むほどになったとか…(んなこたない)

 

しかしこの度この太った人にパンチ効くのか論争に終止符を打たれるときが!!!

 

キックボクシングや総合格闘技でも活躍したマーク・ハントさんが、明らかに格闘技はしてなさそうなぽっちゃり男性のボディへパンチを放つ動画が公開されたのです!

マーク・ハントさんはパンチ力に定評があり、ボクシングでもいけたんじゃないかと言われるほどのファイター!

そんなマーク・ハントさんのぽっちゃり男性への渾身の左ボディ!!!

 

結果は!!?

 

なんと

 

ぽっちゃり男性ピンピンしてます。

 

わーいってはしゃいでます。

 

結論はぽっちゃり最強

ボディへのパンチは表面ではなく衝撃が内臓まで届くため抜群の威力を発揮しますが、これは脂肪の塊のせいでパンチの衝撃が内臓まで届かなかったということなのでしょう。恐るべし。ボディへのパンチに耐えられない皆さん、太りましょう。

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